映像/IoT

RaspberryPiのSDカードをアップグレード 32GB → 512GB

2024-05-09

概要

多くの画像データを取り扱う際、標準的な32GBのSDカードでは容量が不足することが一般的です。この問題を解決するために、512GBのような大容量SDカードへの移行が推奨されます。以下に、専門的な知識がないユーザーでも実行可能な手順を詳しく説明します。

SDカードのセットアップ手順

1) SDカードのクローニング

安全性を最優先に、Raspberry Piを適切にシャットダウンし、microSDカードを取り外します。続いて、お使いのコンピュータ(ここではMacを例に)でSDカードを読み込み、ddコマンドを使用してデータの完全なコピーを作成します。このプロセスにより、オペレーティングシステム、設定、およびデータが新しいSDカードに移行されます。


実行手順は以下の通りです:

  • Raspberry Piを安全にシャットダウンし、SDカードを取り外します
  • MacにSDカードを挿入し、diskutil listコマンドでデバイスの識別子を確認します
  • diskutil unmountDisk /dev/diskXコマンドでデバイスをアンマウントします
  • sudo dd bs=1m if=/dev/rdiskX of=~/sdcard.imgコマンドでディスクイメージを作成します
  • 新しいSDカードを挿入し、先にアンマウントした後、作成したイメージをsudo dd bs=1m if=~/sdcard.img of=/dev/rdiskXで書き込みます

2) SDカードの容量拡張

データの移行が完了したら、SDカードの容量を拡張します。raspi-configツールを使用して、未使用領域にファイルシステムを拡張することが可能です。


具体的な手順は以下の通りです:

  • df -hコマンドで現在のディスク使用状況を確認します
  • sudo raspi-configを実行し、「Advanced Options」を選択します
  • 「Expand Filesystem」のオプションを選択して、ファイルシステムを拡張します
  • Raspberry Piを再起動し、df -hで拡張が適切に行われたかを確認します

拡張プロセスには約10分ほどかかることがありますが、完了後は大幅に増加したストレージ空間を利用できるようになります。

関連Webサイト

👉 RaspberryPiのSDカードをアップグレード 32GB → 512GB(Qiita )